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森人処(もりびとどころ)通信
 

森人処(もりびとどころ)通信

オランウータンと熱帯雨林の会(MOF)のオフィシャルブログです。 
 

森人処(もりびとどころ)って何?

森と森の人(オランウータン)について考えようという人たちが
ともに集い、学び、語り合う場所が「森人処」です。

オランウータンと熱帯雨林の会(MOF)の活動は
森人処のひとり、ひとりの力によって支えられています。


2008.9.11 プレオープン
 
 

英訳サイトができました

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、MOFの英訳サイトができました。
コチラです。
英訳やサイト作成にご協力くださった会員のみなさま、ありがとうございました!

 
 

第12回フォレストセミナーのお知らせ

下記のとおり、第12回フォレストセミナーを開催いたします。

日時:11月2日(月)18:00〜
会場:森人処(風景舎@新宿・曙橋)
テーマ:「ツーリズムと環境保全は両立しうるか?」
     〜第2弾 MOFのめざすエコツアー本来の姿〜
参加費:1,000円(支援/一般会員さんは無料)

前回第11回は一般からのご参加がございませんでしたので、
今回が、このテーマでの第2弾となります。
ケニアの4つの国立公園を周遊された会員さんからのご報告で
口火を切っていただき、ディスカッション形式で進めます。
エコツアーに関する疑問や質問をお持ちの方、
ぜひみなさんに聞いてほしい!という体験や問題提起をお持ちの方、
どうぞお気軽にご参加ください。

たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております。
 
 

速報!! ジャカルタ日本祭りで鈴木先生が講演

現在行われているジャカルタ日本祭りのなかで、昨日
「オランウータンを守るには」と題した鈴木先生の講演が
行われました。
その様子を報じた「じゃかるた新聞」のコピーを
在インドネシア日本大使館のかたが送ってくださいました。
「じゃかるた新聞」さまのご厚意で転載許可をいただきましたので
ご紹介いたします。
コチラをクリックしてください。

 
 

フォレストセミナー 第10回ご報告&第11回ご案内

遅くなってしまいましたが、前回のフォレストセミナーのご報告と
次回、10月1日(木)開催の第11回フォレストセミナーのご案内です。

前回、第10回フォレストセミナーは、10名の方がご出席くださいました。
理事長の鈴木晃先生がホワイトボードに詳しい地図を描きながら
キャンプ・カカップ周辺の森およびクタイ国立公園の現況、
キャンプが行っている日々の活動と意義、キャンプが管理する研究林にまで
観光客が立ち入るようになった事情と、そのために実際に起こった事故や
憂慮される弊害などについて、ご説明くださいました。
第10回フォレストセミナー
キャンプ・カカップでは、オランウータンの社会を解明するために
27年にわたって常時9〜10人の現地スタッフが、1日3交替で
個体識別したオランウータンを追跡調査しています。
オランウータンのほうも人間を個体識別していますので
顔見知りのスタッフ以外の人が立ち入ると、思わぬトラブルが起こったり、
オランウータンの行動パターンが変わった場合に、それが自然のものなのか
人が立ち入ったために影響されたものなのか、見極めができなくなります。
もちろん、感染症の脅威は言うまでもありません。

ある国際機関の研究員の方がオランウータンに向かって木の棒を投げていたとか、
オランウータンの真下まで近づいた観光客が、オランウータンが落とした枝で
怪我をされたなどの報告は衝撃的でした。
いちばんショックだったのは、前回のフォレストセミナーで写真を紹介して
いただいたオランウータンの赤ちゃんが、キャンプ近くで亡くなっていたのが
見つかったという最新情報でした。
10月に鈴木先生が現地入りして詳しい状況を調査されるまで死因はわかりませんが、
長年の調査中20例ほどの出産がある中で、赤ちゃんが亡くなったのは2例目だそうです。
1例目は、赤ちゃんを連れていたはずの母親が、翌朝巣から出てきたときに
赤ちゃんを抱いていなかったということがあったそうで、猛禽か何かが原因だろう
とのことでした。
  
一方、世の中の趨勢としてエコツーリズムの要望は強く、
対応策を考えていかざるを得ない状況でもあります。
MOFとしては、キャンプ・カカップの研究林とは別に
国立公園内でありながら伐採されてしまった場所に植林をして
そこを将来的にエコツアーの対象地としてシステムを整えていくことを
提案したいと考えています。

第11回フォレストセミナーは、「ツーリズムと環境保全は両立しうるか?」
の第2弾です。とくに講師は立てず、ご参加のみなさまのディスカッションで
進めてまいります。
エコツアーの成功例、失敗例、問題点や経験談など、みなさまの貴重なご意見を
お待ちしております。

日時:10月1日(木)18:00〜
会場:森人処(風景舎@新宿・曙橋)
参加費:1,000円(支援/一般会員さんは無料)
 
 

第10回フォレストセミナーのお知らせ

下記のとおり、第10回フォレストセミナーを開催いたします。

日時:9月1日(火)18:00〜
会場:森人処(風景舎@新宿・曙橋)
テーマ:「ツーリズムと環境保全は両立しうるか?」
     〜第1弾 現地からの問題提起〜
今回から複数回にわたり、このテーマについて
ケーススタディも含め考えていく予定です。
参加費:1,000円(支援/一般会員さんは無料)

たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております。
 
 

第9回フォレストセミナー開催報告

去る8月1日18時より、第9回フォレストセミナーを開催いたしました。
会員さん、非会員さん併せて10名の方のご出席をいただき、
ボルネオ島での活動から帰国されたばかりの鈴木南水子さんに
「現地活動報告」としてお話を伺いました。

MOFのトップページに「お願い」を掲出しておりますので
お読みくださった方もあるかと思いますが、
この6月に改訂版が発行された旅行ガイドブックの中に
キャンプ・カカップが観光地であるかのような紹介が記載されたことから
前半は、キャンプ・カカップの活動と位置づけについて、あらためて
ご説明いただきました。

キャンプ・カカップは、約15年前クタイ国立公園の周囲で石炭開発が始まった頃
森を守る拠点が必要だという現地の方々からの声で建設に着手し、
すべて人力で約1年かけて作り上げた調査研究施設です。
オランウータンの追跡調査のために切り拓いた通路を維持管理し、
常駐スタッフが日々調査活動を行っているため、
キャンプ周辺の研究林だけは盗伐を免れています。
森林火災の際にも、調査用管理通路が消火活動に役立ち、
スタッフが川から水を運び上げて消火活動を行ったため
キャンプの建物と森の焼失を防ぐことができました。

ところが、クタイ国立公園内といえども盗伐や農地転換で森がなくなって
しまっていることから、野生生物相が良く保たれている研究林に、観光客が
着目し、立ち入ってしまうことに頭を痛めています。
エコツーリズムのシステムを整備している観光サイトでは、
人数制限や時間制限、何メートル以内に近づかないとか大声を出さない、
病気の自己申告などルールを設けて対応していますが、
キャンプ・カカップは観光施設ではないため、そのような対応ができません。
貴重な野生生物の生息環境が荒廃の危険のさらされるのを
手遅れにならないうちに防がなければなりません。


ということから、「行きたい!」「見たい!」という欲求を掻き立てることを心配して
なかなか写真を見せてくださらなかった鈴木さんが、最後に見せてくださったのが
この写真。
オランウータンのお母さんたちが安心して子育てができる環境を
なんとしても残さなければ!と思いました。


 
 

8月1日のフォレストセミナー

こんなことを言っている人に出会いました。

確かにオランウータンは熱帯雨林の象徴ではあるけれど
地球環境には役に立たない。


要は、CO2の削減の方が緊急課題だということを言いたくて
ポロっと出てしまったことでしょうが・・・。
誰の発言かは公表しませんが、環境問題に携わる要職の方が
こんな認識なんですからね。

「いま環境問題が騒がれていて、二酸化炭素の削減や省エネが叫ばれていますが、そういう大きな問題ばかりにとらわれていて、本当に残すべきものが残せるとは思わない。もっと個別的な、小さくてかけがえのない自然を、民間人が力を合わせて残す努力をするときにきていると思います。(鈴木晃 談)」

みずほ総合研究所発行「FOLE」6月号 対談 荒又宏×鈴木晃 より

小さくてかけがえのない自然を残す努力
数や量では簡単に測れない、地道なひとつひとつの取り組みも大切です。


8月1日のフォレストセミナーは

「現地活動報告」
「エコで世界を救えるのか」

の2テーマで考えていきたいと思います。


第9回フォレストセミナー
8月1日(土) 18:00〜 @新宿曙橋・森人処にて
(お申し込みされた方に詳細な場所をご連絡します)


お問い合わせ・お申込みは事務局mof.orangutan @ gmail.comまで。
(お手数ですが@の両脇のスペースを削除してください)
 
 

シリーズ「現地調査」:奥地調査4

奥地に残る森に近づくのは容易ではありません。

泥道を四輪駆動車で進みますが、
すぐに泥沼に車輪をとられてしまいます。
一度ぬかるみにはまってしまうと、抜け出るのに一日がかりなんて
いうこともあります。

このときの調査は、悪路を予想して2台で出発。
互いにロープで牽引しながら進みます。
この作戦が大成功。何度もエンストを起こしながらでしたが
なんとか荷物を運び込むことができました。
四駆の威力をこのときほど感じたことはありません。

日本では、「こんな立派な車、いったいどこを走るの?」という感じの
車高の高い、大きなタイヤの四輪駆動車を、その辺の住宅街でも
見かけますが、そもそもこうした奥地では四輪駆動車自体が
あまりない。貴重品なのです。


ようやくチャーターできても、馬力が十分でなかったり
エンジンの調子が悪かったり。

こうして、数日分の食糧、キャンプ道具、調査道具、そして
人を運んでもらいます。
実はこの引っ張られている車は荷台がトラックになっているのですが
この荷台に荷物と人が満載されています。

車が古い上に、重くてこんな状態になっているわけです。



つづく










 
 

サイエンスポータルに連載記事!

独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営しているに、
鈴木晃博士へのインタビュー記事「オランウータンの生きる森」を掲載していただいております。
今回は、第1回 軽視されているアジアの大型類人猿。ぜひ、ご一読ください。

このインタビュー記事は、今後何回かに分けて連載していただけるとのことです。
 
 
 
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